第1章 出発 

「石原印房」が誕生したのは、昭和4(1929)年のこと。周りには芝居小屋や足尾銅山の宿場町として栄えた大間々町で誕生しました。
当時から彫刻・芸術の才能が優れてた「石原印房」創業者の赤城刀仙は印章という分野に足を踏み入れ、才能を開花させていきました。
様々な賞を受賞しただけでなく、県内だけでなく、県外からの顧客に愛され、
生涯職人として技術を磨いていきました。

赤城刀仙が、印鑑販売において打ち出したのが「生涯三本」という聞き馴染みのないフレーズでした。印章業界において、印鑑とは欠けたりするのが当然。その中で、「3本購入(実印・銀行印・認印)すれば二度と人生において印鑑を購入する必要がない」という印章業界がびっくりするようなフレーズを打ち出しました。というのも、当時の印鑑販売は紛失する事や破損するのが当たり前でそれだけに3本しか購入させないという赤城刀仙の言葉はある意味、印鑑業界においては非常識、裏を返せば品質の自信の現れだったのです。この「一生三本」という精神は、現在にわたっても我々の信念であり、プライド・決意でした。

第2章 変革

今から15年前、創業者赤城刀仙は生涯印鑑職人としてこの世を去りました。その後、赤城雄二郎が店を継ぎ、赤城雄二郎がまず最初に行ったことは新たな印鑑職人を探す事でした。赤城雄二郎は印鑑の本場山梨に出向き、石原印房の想いを理解してくれ、技術の優れた職人を見つけ出しました。そうした中で現在の新生石原印房が誕生しました。今日にいたるまで、赤城刀仙が掲げた「一生三本」にかける想いは、ずっと変わることなく、根付いております。